■

もう会ってお話することなど無いだろうと思っていた先輩と予定を合わせて会った。

花柄のワンピース、髪はひとつに束ねてスカーフをつけた彼女はジブリに出てくるような女の子で、ひひひって笑い方がすごく可愛かった。

落ち着く、気遣わなくていい、素敵な人だね

と言ってくれたことが嬉しい。

わたしは気球らしい。

彼女は水だな。サラサラしててつかめない。彼女のような人になりたいと思う。

悩んでいた服は、ワンピースを買うことに決めた。

新しいリップはオペラにしよう。

時間もお金も惜しまずフィルムを使って、写真をする。妥協はしない。

また会いたい。少しずつ彼女のことをもっと知りたいしわたしのことも知って欲しいな。